フォトリーディング実践中

以前からフォトリーディングを身に付けたいと思っとりました。

自分の読書スタイルは、図書館で借りる派。読みたい本を見つけたら図書館で予約する。蔵書になかったらいったん諦めて、しばらく経ってから再検索。購入依頼のような面倒なことは決してしない。当然、人気の本はなかなか借りられず、半年とか1年とか待つこともある。しかし、待っている間にも次々と面白そうな本は見つかるので、読むべき本がなくて手持ち無沙汰になることは決してない。

以前は普通に買ってたんだけど、本棚に本が入りきらなくなったので、数年前にブックオフとかAmazonマーケットプレイスとかで処分したのを機に、本は買わないことに決めた。当時住んでいたさいたま市の図書館は、インターネットで蔵書を検索して、予約もそのままできるという便利な機能(フツウ?)を提供していたことも大きな要因だ。

借りた本は基本的に電車の中で読む。さいたま市から都心までなので、さぼりながらでも1週間に1、2冊は読める。

が、半年前に品川区に引っ越してから、このモデルが崩れた。片道15分のチャリ通になったので、本を読むことができなくなったのだ。子供が小さいので、家では本を読むことなどできない。そんな贅沢をしていると、カミさんから容赦なく仕事の指示が飛んでくる。

そして俺は本を読まなくなった、というか、読めなくなった・・・。

そこでフォトリーディングだ。早く本を読めるらしいじゃないか。しかし俺は無精者だから、フォトリーディングの本を読んでも身に付かないだろう。じゃあ有償セミナーだ。会社も辞めることだし、時間はある。逆に金はない。え? 10万円以上かかる? お母ちゃーん! ちょっとお願いが・・・。

と、そんなこんながありつつも、何とか母ちゃんのApprovalを得てセミナーに参加した。
http://tama-ichi.com/photo_reading.aspx

フォトリーディングは速読術ではない。読書術だ。本を早く読む方法ではなく、本を読む目的を早く達成する方法なのだ。

いちおうセミナーの後も、1日1冊を目標に2日に1回くらいのペースでフォトリーディングを続けている(?)。先生には、最低でも3日に1回はやるように言われているので、これでも上々だろう。

今までよりも早く読めるのは確か。理解度も下がってない。マスターすると、理解度はむしろ上がるらしいが、まだそこまでの実感はない。でもちょっと本に悪いような気がする。一言一句を味わっていないところとかが。自分は文章書くときに、結構言い回しの細部などにこだわるほうなので、もし読み手がそこをすっ飛ばしているとしたら、ちょっと複雑な気持ちになる。そんな罪悪感。

でも、時間もないし、読めない/読まないよりはいいよね。そのうち慣れて、割り切れるようになるだろう。そもそも、買わずに借りて読んでいる、という罪悪感に比べれば、全然大したことはないのである。